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ロサンゼルスの気候は、冬でも平均気温14℃と暖かく、夏は平均気温23℃と1年を通して爽やかな気候です。雨季は11月~4月となっていますが、日本のように1日中降り続くことは殆どなく、すぐに青空が出てきます。日中と朝晩の寒暖の差が大きく、日中30℃を超える暑さでも朝晩になると15~17℃位まで下がるそうです。
ロサンゼルス市には、400万人が住んでおり、ニューヨークについで米国2番目に大きい都市です。さまざまな人種からなるロサンゼルスには、メキシコ系47%、白人29.5%、アジア系12.9%、アフリカ系8.8%、その他1.8%となっています。

アメリカでは、日本のように国民健康保険や社会保険のような国民全体を対象とした制度はありません。
老齢・障害者(メディケア)、低所得者(メディケイド)、軍人(チャンプス)は、公的に保障されていますが、それ以外の公的医療保障の対象とならない人は、民間の保険会社と契約し私的保険に加入します。契約内容によって受けられる範囲は個人で違ってきます。高い保険料を払えば病院や処方される薬など選択肢が豊富で、安い保険料だと範囲も狭くなってきます。
個人が保険会社と契約し、その内容により受けられる給付が変わってくるのは日本と大きな違いではないでしょうか。

アメリカのテクニシャン学校を卒業した池澤さんのお話です
American Career College
いくつかの科があり、その中のPharmacy Technician
8割が女性、2割が男性

入学した理由

  • 比較的新しい資格で一年間勉強したら資格がとれる
  • 国家資格

勉強内容

  • 6コース(各コース80時間)各コース4回のテスト
  • 医学と薬の歴史、元素記号、投与量の計算、副作用、処方箋解読、
     薬局での仕事、接客の仕方など

  • ファーマシーラボ(模擬薬局)→点滴の作り方・薬の調合
  • コンピューターラボ→タイピングの練習、毎日1時間位
  • 復習とテスト
    • ・コース6までの復習
    • ・ファーマシーラボのテスト
    • ・薬品名のテスト(200問程度)
    • ・コース6のテスト
  • インターン(実習)
      面接をして、病院か薬局で240時間の実習をします。
      そのまま就職する場合が多い。授業の最後のテストが国家試験になっている。

ファーマシーテクニシャンの就職先

病院・薬局・製薬会社・保険会社

大変だった事

処方箋解読が一番難しかったようです。

日本の薬剤師に期待する事

マネージメントとリーダーシップ能力

医療事務へのメッセージ

薬剤師のアシストとしてじゃなく仕事にプロ意識をもって頑張ってほしい
幅広い能a力

テクニシャンのライセンス

アメリカ全土・カリフォルニア州の2つがある。アメリカの中で1番レベルが高いと思っているので、カリフォルニア州でとった資格がないと働けない。レベルを高くしている。

感 想

机での勉強時間もですが、240時間も現場での実習時間の多さに 驚きました。勉強内容も接客の仕方から処方箋解読まで幅広い内容だと 思いました。日本の薬剤師のような教育を受けていると感じました。お話を聞いていて、前向きな姿勢と、学ぼうとする意欲の強さ、今の 自分に満足しないで向上しようという思いを感じました。 だからこそ、 一年間という期間の中で資格をとり実際に現場に出た時、戦力的に 働けるのだと思いました。いつか日本でリーダー的に活躍したいと おっしゃっていたのが印象的でした。 私自身も学んでいこうとする気持ちを強く持ち豊富な知識を身につけ 仕事に取り組んでいきたいと思いました。 とてもためになるお話を聞けてよかったです。

Cal-Med Pharmacy (キャル メディ ファーマシー)

  • 営業時間 月曜日~金曜日 9時~21時
    text 土曜日 9時~19時
    text 日曜日 10時~18時
    スタッフ 薬剤師 2人(1人)
    text テクニシャン 3人(3人)
    text その他(クラーク) 15人(5人)
  • 普通の住宅地にある個人薬局。
  • OTC・健康食品・介護用品 (車イス・お風呂用品)・サポーター など数多く置いてある薬局です
  • 1日の処方箋枚数は150~200枚
  • 薬は400種類

受付

  • 患者さんが直接薬局に処方箋を持って くるのと、リフィール処方箋があります。
  • 在宅介護の患者さんは、電話やメールで 連絡が入り、郵送します。
  • 処方箋を受け取ったら、テクニシャンが入力します。
  • 入力すると患者名などが記載されている ラベルが出力されます。

調剤

  • 薬は、プラスチックの容器に入れて調剤します。
  • 1種類の薬ごとにプラスチックのボトルに入っています。このボトルに、患者名、用法、用量、
      薬品名が記載されているラベルを貼ります。

  • 日本と違ってヒートではなく、バラで薬を渡しています。
  • テクニシャンが薬を数えボトルに詰め、薬剤師が監査をします。

● 粉薬

日本なら、粉のまま渡しますが、アメリカでは粉をカプセルに入れて渡します。粉砕した場合もカプセルに入れます。粉のまま渡すことはないそうです。何グラムはかったかは、パソコンと計量器が直結しているので記録が残ります。

● 液剤

日本のように目盛りがついた容器でお渡しする わけではなく、注射器みたいなのがついてあり、 それで吸って服用してもらうように渡します。小児用に、飲みやすくする為にストロベリー・ バナナ・バニラの味付けがあります。

投薬

  • クラークがお薬を渡し、会計をします。
  • 新患の投薬は、薬剤師が行います。
  • 何か質問がある時は、薬剤師が出ていき説明をします。
  • 会計は、現金かカードでの支払いが可能です。
  • カードをスキャンする機械です。

在宅介護用の調剤

● 1

  • 200人の患者さんの薬を管理しています。
  • 一包化でお渡しします。
  • 1ヶ月分位の処方
  • 1枚のシートに1種類の薬をいれ、機械でプレス します。
  • シートには、いつ服用するか記載されています。

朝2種類・昼1種類・夕3種類。シートは6枚になる。一包化というと一つの袋にその時服用する薬が混ざって 分包されていると思っていましたが、一種類ごとシートに 入っており見たことのない方法でこういうやり方もあるの だと新鮮でした。

● 2

  • 120人位の患者さんを管理しています。
  • プラスチックのケースには、曜日が書いてあり、その日服用する薬が入っています。
  • 1週間分位の処方

ペット用処方

動物は自費なので、そのまま薬局に来て薬をもらう人もいる。 診断してもらい、Dr.に処方箋を書いてもらうかの2パターンがあります。ペット用にも7種類位味つけがあるようです。 ペット用に薬を出すのは、この薬局の一つの特徴であり他の薬局では見かけないようです。

OTC・介護用品

  • お風呂で使用する椅子
  • 座ってシャワーを浴びる事が出来ます
  • 日本に比べて色々な形があり、種類も多い
  • 立ち上がりやすいように、電動で動く椅子
  • 横になれるように背もたれがたおれる
  • 人の手を借りなくても立ったり座ったり寝たり自由

一つの物に対しても、形・種類が豊富で、使う側にとっても自分に合った物を 選べるのでとても良い事だと思いました。 介護用品も自分の力で生活できるように工夫されており、素晴らしいと思いました。

研修に参加させて頂き、実際にアメリカの薬局を見学させてもらう事が出来ました。 テクニシャンの方が自分の知識を活かして積極的に働いていたのが印象的で、私は絶対に間違えないという強い意思を持って、仕事に取り組んでいる姿が素敵でした。
本と違って、テクニシャンが投薬できる事は以前から知っていましたが、薬剤師とテクニシャン・クラークの人数の違いに驚きました。日本でこんなに薬剤師が少なかったら仕事が回らないのは目に見えて分かる事です。それだけ、テクニシャンが任せられている仕事が重要なことというのが分かりました。 患者さんに対しても、親切・丁寧で薬局の中の雰囲気も良く働いている方の人柄の良さが見えました。
今後日本にもテクニシャン制度が入ってくるようになるかもしれません。 アメリカのテクニシャンに負けないように豊富な知識を身に付け、どんな事にも対応できる様に取り組んでいかなければと思いました。見習う点も沢山あり、肌で感じてこれた事はとても良い経験になりました。