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首都 マニラ(首都圏人口約1,155万人
面積は299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々があり、人口約8,900万人です。
平均寿命は67歳。
乳幼児死亡率1000出生対24、妊産婦死亡率10万出生対162。人口増加率及び妊産婦死亡率が高い。
医療の地域間格差が大きい。例えば、乳幼児死亡率、分娩中の母親の死亡率についての地域格差が大きく、マニラ近郊の都市部ほど死亡率が低下する傾向が見られます。これには地域ごとの保健医療サービスに格差が存在することが大きく影響していると考えられています。
大気汚染・水質汚濁、衛生環境の不十分さに伴う疫病負荷も高い。三大死因は、心疾患、血管系疾患、悪性新生物。
4人に1人は喫煙者で、中学生くらいの少年が喫煙していましたが、その光景は当たり前のようでした。
母国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語があります。
解りやすく癖のない英語を話し、明るくフレンドリーでのんびりとした性格の人がほとんどです。

セブ島は、フィリピン中部にある島で、両脇を海峡に囲まれている、南北に225kmにわたって伸びる細長くて大きな島です。
島の中部の東海岸に接する小さな島がリゾート地・マクタン島です。マクタン島は風光明媚で、一般に言うセブ・リゾートはここマクタン島を指す場合が多く、外国からの移住者も多いようです。
またセブ市は、スペインにより植民地化された植民都市であり、その名残が随所に残っています。昔ながらの大きな市場カルボン・マーケットがあるほか、観光客向けの巨大ショッピング・モールやリゾートホテルがセブ市やマクタン島に多数あります。
その影響から、宗教はASEAN唯一のキリスト教国です。国民の83%がカトリックで、その他のキリスト教が10%います。カトリックが大半を占めるのでフィリピンでは「離婚」という制度がありません。

フィリピンでは古くから医薬分業制が確立しており、薬局が至る所に見られ、どこでも処方箋の薬を手に入れることが出来ます。患者さんは医師に処方せんをもらい、自分で自由に薬局を選んで薬をもらうことが出来ます。街中には24時間対応している薬局も多く見られます。
フィリピンでは医師であっても、薬剤師の手を経ない調剤投薬行為は、緊急を要する特別な場合を除いて、原則的には違法行為とされています。
しかしながら、処方箋という規制があるにも関わらず、ほぼすべての薬は処方箋がなくても薬局(ドラッグストア)で購入が可能です。
本来は処方箋が必要な薬でも、薬局カウンターで薬品名を言えば、処方箋の有無を問われることなく購入できてしまいます。さらに、処方箋上は10日分でもお金が足りないから5日分しか買わない、といった光景もごく普通に見られます。
利益を上げたい薬局の事情と、規制が厳格に実施されない社会背景が原因と思われます。
このような環境においては、処方箋はあくまで目安程度にしかなっていないのが現状である。
「薬や通院・入院はとても高額なもの」
というイメージを持っていたり、保険制度への理解が不足していたりするために、病院での診療を避けようとする傾向がみられます。

《公的年金制度》

社会保障機構 SSS (Social Security System)

民間企業等で勤務する者を対象とする年金

公務員保険機構 GSIS

(Government Service Insurance System)

公務員を対象とする年金
公的年金制度としては、SSSとGSISが運営。

《公的医療保険制度》

フィリピン健康保険公社 PHIC

(Philippine Health Insurance Corporation/フィルヘルス)

が運営。
PHICは、SSSとGSISが統合したもので、民間、公務員だけでなく貧困層等も対象としている。
SSS、GSIS、PHICは政府管轄下の機関である。
いずれも財源は基本的に労使からの保険料による。
法律上は、公的医療保険制度に全国民の加入が求められているものの、実際には加入率は十分ではなく、貧困層が保険制度の恩恵を十分に受けているとは言い難い現状にある。また、PHICから支払われる医療費の額は傷病の程度などに応じて上限が決まっており病院側に償還払いされ、それを超える部分は患者の自己負担となる。

●保険料

保険料は、2007年1月から労働者の標準報酬月額の約10.4%と定められている、労使の負担比率は、それぞれ雇用主約7.07%、労働者約3.33%である。自営業及び自発的加入者については申告収入額の約10.4%となっている。

●給付内容

基本的に、入院医療に係る費用(室料、食費、薬剤費、検査費、診療費など)及び外来診療(薬剤費、検査費、診療費、予防サービス、救急・移送サービスなど)に対して適用がある。

24時間営業している、ドラッグストアチェーンで処方箋医薬品、日用品、食品なども取り扱う。
スタッフの人数は、薬剤師3名、その他のスタッフが27名。
ここで働いているスタッフはすべて大卒。
12時間ごとの交代制で、1日7人くらいのスタッフがいる。
24時間必ず薬剤師がいる。
一日当たり 1000人 処方箋40人
零売はしない
先発品とGEでは50%ほど値段に大きな差がある。

レジ以外に『C』と表示されてあるカウンターがあり、Cカウンターは薬について相談をしたい人専用のカウンターです。
パソコンから受付を行い、番号札を発行します。
上のモニターで自分が何番目に呼ばれるのか確認出来るシステム。
その他の人はお会計だけで特に薬の説明や、他の薬との併用確認をしている様子はありません。
どの薬局でも服薬指導や薬情などによる情報提供などの作業は見受けられず、薬を用意して、患者からの質問がないかぎりすぐにお会計といった流れで、とても簡素な投薬です。
私たちの行ったセブ島には男性薬剤師が3名しかいないそうです。
こちらの薬局にはそのうちの一人が働いていました。

「何故、24時間営業しているのですか?」
と尋ねたところ、
「ライバルがいるから。』
と言うシンプルな答えが返ってきました。

ROSE PHARMACYのライバル
薬局の特徴としては、ROSE PHARMACYの赤色に対して、こちらは緑色を基調としており、ROSE PHARMACYよりも小さめです。
必ず隣接して建っています。

何故、必ず隣接して建っているのか?

欲しい薬が片方にない時、もう一方で手に入れることが出来るかもしれないという期待がもてる。
ライバル同士の2店舗で取り扱う薬のすみ分けをすれば、大型店にも対抗でき、生き残り策の1つとも考えられます。

何故隣接している2店舗が24時間営業しているのか?

例えば、真夜中に薬が欲しいときに、
規模が同じ24時間の店舗が1つのところよりも、2つある方が望む薬が手に入りやすい。
そう考えると、集客力UPにもつながり、ライバル同士でも双方にメリットがあると考えられる。

フィリピンでは町のいたる所に薬局があり、患者さんにとってはこの薬局でなければ薬をもらいたくないと言ったこだわりはなく必要な時間に、欲しい薬が欲しい分だけ、もらえれば良いという考えです。
そのため、24時間営業している薬局の需要があり、逆に24時間やらなければ他の薬局に利益を持っていかれてしまいます。
患者様のために24時間営業しようという考えではなく、競争の中で自分たちの薬局が生き残っていくためには、24時間営業せざるをえないといった現状があります。

フィリピン国内に300~400店舗あり、
国内最大規模のドラッグストアチェーン(日本でいうマツキヨ)です。
店内は広く明るい雰囲気です。
フィリピンだけでなく、マレーシア、シンガポール、中国、台湾、韓国など、アジアの国々でお店を運営しています。
スタッフは薬剤師2名、事務6名。
営業時間 10時~21時。 365日営業。
一日あたり 800~1000人 処方箋50人(ジェネリック希望はほぼなし)
利用しているお客は大半が所得の高い人です。
富裕層を相手にしているため、ジェネリックに対して力を入れなくても、
十分に利益があります。

1949年創業。安価なジェネリック医薬品を提供する薬局チェーンです。事業内容は、「ジェネリック医薬品の販売」です。
低所得者層が圧倒的に多いフィリピンでは
「日常の病気には安価なジェネリック薬で十分」
という考えが広まっています。
フィリピン国内に1500店舗以上あり
他の会社と大きく異なるのは、ジェネリック医薬品を販売しているだけでなく製造もしている点です。
一日あたり 30~40人
1000種類以上の薬のストックあり
薬剤師1人だけ登録している
薬剤師が24時間常駐しているわけではない
患者1人あたり大体1~3つくらいの薬処方(多くても5つ)
薬剤師 7時~23時 シフト制 12時間働く
事務 8時間
高齢者20%引き
給与 1日260ペソ
冷所保存の薬の扱いはない
劇薬と普通薬の区分はしない

薬局内は患者様用の椅子はなく、カウンターと一台のパソコンがあるのみ。患者様はカウンターに並び薬が用意されるのを待つそうです。
設備費をおさえて安く薬を提供するためか
建物は古く、他の薬局に比べてもこじんまりとしています。

フィリピンでジェネリックが重宝されている理由
フィリピンでは、一定額を超える部分については患者の自己負担なので、いかにその一定額を超えないようにするかが重要になります。
とくにフィリピンの低所得者層においては、一定額を超えないようにするため、安価なジェネリックに頼るという構図がみられます。また、公的医療保険制度に加入していない人にとっても、ジェネリックは欠かせない存在となっています。そのため、フィリピンではジェネリックの需要が増しています。

日本と同じ薬品名の薬剤もあるが成分含有量が異なる。(フィリピンの薬の薬用量が日本人にとっては多いと言われることがある)
抗生物質や鎮痛剤など、日本の基準と比べて2~3倍の量を処方されることも珍しくない。処方されるビタミン剤も、ビタミンの含有量が日本の基準よりかなり多い。
座薬はほぼ処方されず、子供にはシロップが大半。シロップ剤は粉のまま処方され、水に溶いて飲むタイプのものが多い。湿度が高く溶け易いのと、保管上の問題が理由にある。
フィリピンの医薬品の多くはほとんどが輸入品に頼っている。
錠剤などには一錠ごとに製品名と成分名を表示するように法律で定められているため、現在どのような薬を服用しているか患者自身で把握しやすい。
医薬品の中には、成分が同じでも製薬会社によって製品名が異なっている。医師は成分名で処方しなければならない法律があり、製品名で指定された場合は、成分が同じ他社の製品で良いかどうかを医師に確認することが重要になる。
フィリピンでは薬局ごとに薬の値段が異なるので、患者さんに分かりやすく、薬局内の壁に薬の値段の表が貼ってあるところが多い。

今回の研修の課題でもあった、24時間営業、ジェネリックについて学ぶことが多々ありました。
24時間営業では、実施している薬局とそうでない薬局がありますが、見学した薬局も試行錯誤して環境の変化に適応した結果、生き残れているのだと感じました。
ジェネリックに関しては、富裕層と貧困層ではその存在価値が異なることに気付きました。
24時間営業、ジェネリックについても多角的な視点でとらえることが大切だと思いました。

日本と同じ薬品名の薬剤もあるが成分含有量が異なる。(フィリピンの薬の薬用量が日本人にとっては多いと言われることがある)
抗生物質や鎮痛剤など、日本の基準と比べて2~3倍の量を処方されることも珍しくない。処方されるビタミン剤も、ビタミンの含有量が日本の基準よりかなり多い。
座薬はほぼ処方されず、子供にはシロップが大半。シロップ剤は粉のまま処方され、水に溶いて飲むタイプのものが多い。湿度が高く溶け易いのと、保管上の問題が理由にある。
フィリピンの医薬品の多くはほとんどが輸入品に頼っている。
錠剤などには一錠ごとに製品名と成分名を表示するように法律で定められているため、現在どのような薬を服用しているか患者自身で把握しやすい。
医薬品の中には、成分が同じでも製薬会社によって製品名が異なっている。医師は成分名で処方しなければならない法律があり、製品名で指定された場合は、成分が同じ他社の製品で良いかどうかを医師に確認することが重要になる。
フィリピンでは薬局ごとに薬の値段が異なるので、患者さんに分かりやすく、薬局内の壁に薬の値段の表が貼ってあるところが多い。